陰陽連絡を制する者が完乗を制す 一日目
2008年8月11日 ところでこの「破弾」ってやつ、シリーズものの2巻なんだぜ…

 宮前平の駅から田園都市線の車内に茶色いリュックサックを背負い青いキャリーバックを引っ張って男が乗り込む。

 この不愉快極まりない(←ん?)外見をして男は席につく。それにしてもキャリーバックを網棚に乗せてリュックを膝の上に乗せと座るだけで一苦労そうである。…

 三人称で書くのやーめた

 そもそも旅行記を三人称で書く意味がわからない。他の登場人物なんて駅員と車掌くらいしかいないっていうのに。何考えてるんだ。

 気を取り直して「破弾 刑事・鳴沢了」なんて本を読みはじめたとこからはじめよう。例によってうちにあった文庫本をテキトーにほじくりだしてきたシリーズ。なんだかんだ旅行中というのは暇で、DSなんて持ってきて電池切れ起こしたらそれはそれで困るので自称読書家のワタクシはテキトーにうちにあった本を持ってくる習性があるらしい。そんなことはどうでもいい。これは100ページにわたる(予定)自己満足旅行記の始まりに過ぎないのだから。さてこの作者は終わるまでに「そんなことはどうでもいい」って何回言うんだろうね。前回は似たような言い回しばかりだったけど今回はもっとひどいことになるのは目に見えているので、読むのに疲れたら同じ言い回しを何回やってるかを数えるのも精神衛生上いいかもしれない。

 何だかんだ電車に乗ったら20分ほどで渋谷についてしまうのでわざわざ描写する必要ないだろう(コラ)。

 脱線しすぎて旅行記上ではどこにいるのか全くわからなくなったので東京駅に着いた設定にしよう(おい)。本日の宿はムーンライトながら91号。使用切符はもちろん青春18きっぷ。レールサイドをわざわざ購入していくコアな方のうちにこの切符を知らない人がどの程度含まれているのか知らないが、一応説明しておくと5日分で11500円、JR線の普通列車・快速列車に乗り放題という切符である。この5日は連続してなくてもいいし1日で5人が同時に使ってもいいわけだが、何でこんなことになったかと言えばそもそもこの切符は1枚1枚切り離す方式だったのに(以下略)。

 ムーンライトながら91号のやってくる9/10番線に来たのだが、何かを間違えたか発車時刻まであと1時間半くらいある。壮大に暇になってしまった。仕方がないのでホーム上のニューデイズに入って夜食とかを買おうとするのだが……、何を間違えたのだろうか。こんなものを買ってしまった。

駅そば缶(日本編)

 じゃがりことチーかまも購入してホームにあるベンチでさっきの推理小説を読みながらじゃがりこを頬張ることにする。

 ムーンライトながらが発車する前にムーンライトながら91号が到着すると思っていたのだが中々来ない。ながら発車から10分程度しか間がないのだが…

 とうとうムーンライトながらが発車するまでながらムーンライト91号は来なかった。どうやらあの国鉄色の列車は数分で発車するらしい。

 ムーンライトながら91号では隣のおっさんがいきなり酒盛りを始めた。その隣に座っていた大学生くらいのおにいさんがPSPしながら顔をしかめていた。夜行列車ではよくあること。

 ところで、ムーンライトながら(通常便)の方は夜行列車の癖に夜間減灯しない(というか、車両の都合上出来ないらしい)という仕様である。この91号はというと、国鉄色の車両だから減灯出来るんじゃね?って期待したのだが…明かりはこうこうとついている。

 しかも、ながら通常便なら机を引き出して眠るという、授業中に睡眠することによって鍛えた荒業が可能なのだが91号には机すらないらしい。本来明るいところで寝るのが苦手な人間なのでわりと辛い。

 ムーンライトながらの長い夜はまだ始まったばかりである。

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