ちょっと福岡行ってくる 二日目 
2008年3月24日 JR東海完乗の巻

小田原0:31―(ムーンライトながら)―6:38岐阜6:54―(高山本線普通)―9:51高山10:15―(高山本線普通)―11:14猪谷12:23―(高山本線普通)―13:25富山13:49―(北陸本線普通)―14:58金沢15:05―(北陸本線普通)―17:35敦賀17:49―(北陸本線・東海道本線新快速)―20:13大阪22:07―(ムーンライト九州)―…

 とりあえず岐阜までに起きられたので、岐阜で駅そばでも…と思ってたんだ。ところがどっこいここの改札内見回してもないんだ。

 諦めて、高いけど駅弁にしようかと思ったんだ。もー最低!ちょー最悪!もー限界!ちょー失敗!

「待てよここには駅弁ないのか。」しょっぱなずっこけ、おいらの計画。

 しょっぱなから朝飯抜きが確定しました。県都なのに何にもないとはどういうことなのか…。駅弁が売ってない県都なんて那覇を除いてここだけじゃないのか。

 高山本線のディーゼルを吹かす音を聞いてたら睡眠開始。もうこのパターンあきた?書いてる本人が飽きたと言ってるんだから飽きたに決まっている。

 起きたら高山。おれは何をやっているんだ。

 とりあえず猪谷に駅弁なんてなさそうなのでここで駅弁を買うことにする。どっかの駅弁大会で全国五位に選ばれたとか書いてある、「飛騨高山牛しぐれ寿司」とかいう得体のしれない名称の弁当を華麗にスルーして「飛騨高山牛しぐれ弁当」を購入。名前だけ見てもどこがどう違うのかわからないって?牛しぐれ弁当のほうは紐を引っ張ると温まるという方式の弁当らしい。この手の弁当は量が多いと見せかけて底が分厚いだけというのは有名な話である。

 これからいよいよ完乗らしいので、落ち着いて景色を見ろよと。しかし、そうは言ったって三月末に雪が降り始めるような山奥。とてつもなく退屈なのを乗りきった。

そして…

 三脚もデジカメもなかったので自分に向ってはいポーズって感じの撮影ができなくて萎えた。とりあえずこれでもう完乗である。そして周りには同業者しかいない。

猪谷駅

 これでもJR東海とJR西日本の境界にある駅らしいのだが、駅員すらおらず、神岡鉄道はすでに廃止され、異常な寂しさになる。そして、富山のほうから一両編成のディーゼルカーがやってくる。そして乗客は同業者のみ。なんという閑散路線。北陸新幹線ができて北陸本線を経営分離したらどうなるだか。

 で、また寝る。(コラ)

 富山でスタンプを押そうとすると、なんかホチキス型と呼ばれてる(らしい)スタンプが。何でこれにかわってるんだ?と思って押すのだが…。

 富山といったらますのすし!ますのすし!というわけですが、無論そんな金なんてない。幼稚園の時から親が出張のたびに買ってくるので私にはおなじみだが、見るたびに値上げしてるような気がする。なんでだろう

 何もすることがないのに24分も潰せるわけがないと思っていたら待合室にテレビが。これはJR西日本グッジョブと言わざるを得ない。

 発車10分前にもうすでにそいつが来た。急行型を改造して作られた通称食パンが。

 北陸本線のこの区間はこれに似たような車両しかいないから困る。ドアが半自動というか手動だったり(しかも狭い)、使わないのに撤去してない(要するに閉鎖しただけの)トイレスペースとか無駄がありすぎだろこれ…。

 無駄がありすぎるこの車両のロングシートで金沢まで寝てたら今度は買ったばかりの眼鏡のフレームが曲がって萎えるってレベルじゃなくなった。ていうかあまりに寝過ぎてそろそろ自己嫌悪になってきた。いや、たぶん嘘。

 金沢ではホームを間違える。乗り換え7分でスタンプを押そうという気にはなれなかったので押していないのだが、たぶんこれを聞くと某先輩に「気合いが足りん!」みたいなことを言われる気がする。

 金沢から敦賀、もう書く必要もないでしょ、またあの419系で寝てたし(本日四回目?)。ああもう、寝過ぎて書くことがない。

 敦賀から、大阪まで一本で行ける新快速に乗る。そもそもここは交流電化発祥の地で、新快速は直流だったから走れなかったのを、この発祥の地を潰してまで直流電化に変更したので、新快速が直通し、福井県は長浜(同じく直流電化に変更して新快速を走らせた)のように発展すると思ってるらしいが、大阪まで二時間半もかかるから通勤・通学には全く使い物にならず、要するに東京から高崎のさらに奥まで快速を走らせれば活性化するんじゃないかという謎の発想で走っている。ちなみに直流化の資金は福井県が出しているらしい。もっとほかに金を使うものがあるだろ…と思ったのは私だけじゃないだろう。

 敦賀から大阪までは前述のように二時間半かかるし、なんとこいつ4両しかないから京都で増結するらしいが、4両しか走らないのに直通する必要あったんだろうか…。たった四両でも座れるので、もう暇すぎるとか言って寝始める。もう、「寝た」とでも書けばすぐに旅程が終わるから都合よすぎだよね…。

 この寝てばかりのわけのわからん旅行記、次はいきなり京都までぶっ飛ぶ。

「次は京都」

 そして、ふと思った、「京都から奈良線・関西線経由でおおさか東線(3月15日に開業したばかりの新しい路線)に乗れるんじゃないか」と。ふと思い立ちすぎたので京都で降りる。and I said

「はーい、NAVITIME!!!」

 
持ってきた時刻表が古すぎて(2007年9月号)、おおさか東線の時刻がなかったから仕方なく使用。今考えるとダイヤ改正したのによくあんなんで計画立ててたなと思うのだが。

 結論から言うと、便利で快適な新幹線を利用しない限りムーンライト九州には間に合わないらしい。これはムーンライト九州の発車時刻が早すぎるだけなのか、開業した区間が微妙すぎるからなのか…。とりあえず放出までという微妙さなんとかならんのか。

 普通に諦めて冬にも行ったはずの駅そばへ突入。相変わらず、何でつゆが透明なのか…。 なんで透明なのか理解できぬまますすってたら次の新快速が到着したので乗ることにする。(あ、もちろんホーム上の駅そばね。)

 京都から大阪なんてそんなかからないだろうと思っていた時期が僕にもありました。実際は30分近くかかるとかもうね。渋谷から横浜まで東横特急乗るのとあまり変わらないという所要時間なわけだが、だが転換クロスがあることには変わらない。というか、川島令三じゃないけどJR東日本はいつになったら導入するのか(そういえば転換クロスの説明ってもうしたっけ…?)…たぶん通勤ラッシュがなくなるまで入れないだろうな。

 梅田のブックファーストとか紀伊国屋で時間をつぶしたというのも冬と全く同じ流れだったりする。で、ちゃんと本を買ったのだが、「本は10冊同時に読め」とかいう本を購入。


注意:以降の記述で物語に関する核心部分が明かされています。 →[記述をスキップ]
「通勤ラッシュだと本が読めないからタクシーで通勤しろ」だと。さすがマイクロソフトの社長は言うことが違う。そんなことが可能なほどの高給がもらえたらたぶん世間一般のサラリーマンはこんな働かんだろ…。

 以上で物語に関する核心部分の記述は終わりです。

 帰宅時間のコンフュージョンにまぎれて機関車牽引のあいつはやってきた。そう、人はそれをムーンライト九州と呼ぶ!

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