ちょっとJR完乗してきた おまけ一日目 
2009年03月27日 新たな旅立ち……?

根室8:22―(根室本線)―10:38釧路1336―(根室本線)―17:04帯広17:55―(根室本線)―19:03新得20:12―(スーパーとかち10号)―21:41南千歳22:41―(急行はまな)―青森5:39
※これは「ちょっとJR完乗してくる 最終章」のおまけ的旅行記です。

 私が根室駅に到着したのは2009年3月27日午前8時13分。だが上の行程表を見てほしい。折り返し時間が9分しかない。もう少し完乗の余韻に浸るべきだったのではなかろうか。

 

 等と後悔したここは、釧路行きの列車。要するにさっきの奴の折り返しだ。何を考えていたんだ、計画を練った時の俺は。そしてなんでそれを忠実に実行したんだ、俺。どうせ列車が無いから釧路で三時間待ちだぞ。

 釧路でとりあえずお土産として頼まれていたいかの塩辛を買い、ドコモショップで携帯の充電をしてもらい(旭川で書かなかったかもしれないが、電池パックだけで充電してもらえることもある)

 朝ご飯として何かを購入しようとしたが、列車が出るのは13時36分。昼食もここでとらないといけないらしい。

 どっちかを駅弁にするとして、じゃあどっちにしようか。今回は最後の旅行だろうから食料にかける金を気にしない方針だった気がするので、もう一度駅弁?そんなわけにもいくまい。……などと自問自答しながらキオスクに入ると、こんなものを見つけた。

 焼きそば弁当

 これが北海道限定と名高い、あの焼きそば弁当……!(※カップ焼きそばです)

 私はとりあえず購入し、お湯を入れて、駅前広場で食すことにした。

 説明文にはこうあった。「カップに中華スープの素を入れます」「カップに残り汁を入れます」

 え、他にカップを用意しないと食えないの

 焼きそば弁当の特徴は、本来捨てるはずの汁でスープを作ってのめることらしいのですが……。これじゃ堪能できそうもない。泣く泣くスープは全部捨てることにしました。湯切りをする場所がないから仕方なく排水溝に流しましたが……よく考えるとこれっていけないことなのかな。

 食べる。うん。普通のカップ焼きそばだ。

 ドコモショップに携帯を受け取りに行き、お土産を追加購入(スポンサーとは仲良くしておかないと……ねえ)。妹に「まりもっこりだけは絶対買ってくるな!!」(※2006年ごろ、鉄研北海道合宿に参加した時のお土産で、まだ有名でなかったまりもっこりを購入したらキレられた。ていうかなんでまりもっこりが全国区の商品化してるの。阿寒湖のある北海道だからこそのまりもっこりなのに。)しょうがないからモッコリーナという、まりもっこりの女装版を買うことにした。まりもっこりじゃないよ、ね、ね?

 さて、13時何分だかの普通列車に乗り、西に戻る。さっきも書いたが、東京まであと三十時間以上もかかる。

 特に何もないまま、帯広到着。帯広と言えば、豚丼。勿論吉○家とか松○とかで買えるような貧相なやつではなく、厚く切った豚ロースが何枚も乗っていて、甘いたれがかかっている奴だ。写真を持っていないのが悔やまれる。

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 これが駅弁として(駅弁というより弁当?)買えるお店が駅構内にある。今日は完乗祝い、頑張った自分へのご褒美だと思って、思いっきり高いのを買う。

 そのあと乗るやつも普通の列車だからとても気まずい……等という今の自分ではない。こんなシチュエーション今まで何回もあった。俺は全線に乗ったのだ。

 さて、普通に食べ終わり、この列車も終点の新得に到着。ここから先は、前にも書いたとおり、本当の意味で普通列車が一本も来ないので18きっぷで特急に乗れるあの区間に突入するが……なんと、このままでははまなす号に間に合わないので、南千歳まで特急を使う羽目になった。新得から南千歳まで普通料金も特急料金もとられる。なんだか勿体ないような気がするけど、札幌で泊まったりするよりは安いかなあと思って乗る。

 もうすっかり日は暮れて(というか帯広の時点で日は暮れていた)、後ははまなすに乗って東京を目指すだけ……

ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ

家に帰るまでが遠足です!

 と最初に言ったのは誰だったか。

 確かに私は目的を果たし、あとは家に帰るだけのはずだった。

 計画によると南千歳駅で乗り換えてはまなす号に乗るはずだった(札幌までいったら帰れないし)。

 だが、これはどういうことだろう

 ホームの駅名票にはどう見ても「札幌」とあるのだが……

 私はどうやら家に帰るのにあと48時間かかるようだ。

 とりあえず、このまま鉄道に乗ったんじゃ帰れないことを悟ったので、他の手段を検討してみる。

 函館まで高速バスを使って追いかけることも考えたが、はまなすには追いつけないし、押しかけでいきなり乗れるかなんてわからないし、それに6000円近くかかる(さらに元の行程でもギリギリなので追いつくために新幹線やら特急やらを使うと大変なことになる)ので、私は素直に決断した。

 今日は泊まるか……。

 公衆電話を探し、電話帳を久方ぶりにと見せかけて四日ぶりくらいにめくり、チサンインに連絡する。ネット料金では 3300円だった。

「シングル一泊4200円になりますがよろしいでしょうか?」

 野宿して野垂れ死ぬとかマック難民して補導されるとかよりはよほどマシだろう。

 私は北二条西二丁目に急いだ。

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